
美味しいお蕎麦屋さんに連れて行ってもらいました。

もう丹精込めた素材だけで勝負。お店もなんだかとっても清潔で、無駄な装飾が一切無いんだけれどどこかさり気なく凝っているお店。机も茶器も器も・・・一つ一つにさり気なく美学が込められている。大量生産マーケティングは「心」をおろそかにしている。僕が新卒のデザイナーだった頃、「職人の時代でない テキトーにやれ」だなんて心なく言い放った制作畑出身でない上司の言葉を思い出した。

日本の美しさかな? 華美なのではなく、禅的な美しさ。 そういえば、「美しい日本」というテーマに色々調整と準備する前に、前の首相は降板しましたが、このテーマ自体はとても良いテーマだと思います。準備ができないうちに国際化。グローバリゼーション。だから混乱。冷静さを失って、大事なものまで失ってしまう。市場原理の大きな渦の中に飲み込まれる中、喪失してはいけない心。今こそ取り返し、身につけるは日本の心。日本の『伝承』の中で磨かれてきた、物凄いものが我々にはあるはず。『普遍の美しさ』を取り戻そう。 個人や企業でやれる事などたかが知れていると思う。それを上回る豊かさ、力強さ、美しさに何百年・何千年と研磨され、教えてくれる『文化』の威力に立ち返るのは如何だろう?!