・・・ずっと書いてませんでしたね。。
先に書いたように、最終公演日に行って来ました。
4時間近くにも及んだそのステージに僕は疲れ果ててしまったのが正直な所
です。しかもジョアンのライブはエアコンがオフなんです!
もう暑苦しいし・・・
Bossa Novaの神様を目の前にして、「早く終わらないかなぁ~」だなんてバチ
アタリな気持ちも出てきてしまいました。。
何はともあれ、JOAOオリジナル楽曲を彼自身のライブで体験出来たことは
本当に幸せな事でした。
昨今、オリジナリティーを感じるものが、あまり見当たらない時代ですが、
まさにBossa Novaのオリジネーターであり、その本物の当事者を目前にする
事は衝撃的でありつつ、なんとか彼からオリジネーターになり得たヒントを
抽出しようと、その一挙一動に注目しました。
アルバム録音とまた異なる生モノな所がライブの良いところ。
"FELICIDADE"や"GAROTA DE IPANEMA"などはやはり僕個人としても
思い入れのある曲ですが、それを歌う姿には感動せざるをえませんでした。
歌い方を変えている事にも何か意味が感じられました。
要は楽譜上のメロディー、リズム進行をずらす事によって、強調される歌詞
の部分が変わり、曲がまた一味違うものになっていたからです。
この日ならではのコンディションや思い入れで歌うジョアンの姿、
今まで、何千回、何万回?歌ってきたかわかりませんが、
目の前で演奏される"FELICIDADE"は今日の気持ちでしかないのだなと
感じられました。
曲を作った時の衝動、そして歌い続けて来た重みとが感じられ、とても感動
的でした。
個人的に嬉しかったのは
JOBIMの歌、
そして後半で歌った、サンバコミュニティー、
MANGUEIRA
への賛歌。
Joaoの周りを囲った景色や人々の姿が感じられました。
何故、ここに来て
Joao Gilbertoにここまで話題が集まっているのか。
それは、素朴で純粋、そして自由な心を歌っているから、それを人に想像
させるからではないでしょうか?
番組では僕の選曲もあります。僕の選曲はみなさんの「想像」に働きかけ
られれば・・・という気持ちで選んでいます。