随分前にもこのブログで書きましたが、ニッパーにロンドンで会って来たので。
ビニル盤に録音されていた、亡くなった飼い主の声を聴いて「あれ?どこにいるの?」と蓄音機のラッパの中を首をかしげながら覗き込む、ジャック・ラッセル・テリアのニッパーの姿。HMV="His Master's Voice"。日本では資本関係で○の中にニッパーはいなくて、蓄音機だけがグジャグジャっとなった輪郭であっただけでしたね。こういうの形骸化、って。このニッパーの物語を知ってた人もどのくらいいたのかな? 色んな事には意味があって、繋がり、流れ、心と感動がある。
渋谷のHMVがしまった時は忠犬ハチ公とニッパーが、僕の中ではかぶりました。「もう、ハチ公が聴く、ご主人様の声は無くなってしまった」なんてね。