RIO DE JANEIROのサンババンド、"Partideiros do Cacique"来日ツアーにメンバーと同行し、3イベントに出演しました。その余韻が残る、またもっとこうしたら・・・というアイディアが湧く今日この頃。 音楽としてのSAMBAの魅力や客観的な見地を友人と話している中で、▼彼らの話が出てきて、おすすめすることに。てなわけで月刊LATINAに寄稿した新譜紹介を、exciteブログでもご紹介。
久々の
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モイゼイス・マルケス Moyseis Marques
正統派ハイセンス、新世代サンバの一番搾り!総本山リオの名クラブ激戦区:ラパ地区の筆頭、若大将が2枚目を発表。2年ぶりの新作、彼の表現者としての成長、充実ぶりに感嘆せずにいられない。近年、ラパ地区のサンバは次々に新たな才能と楽曲・演奏センスで話題をふりまいてきたが「それにしてもモイゼイスは別格だ」という声が聞こえそうだ。アレンジ、演奏陣も秀逸。自作・共作・カヴァーで構成された全13曲は圧巻の傑作と呼ぶに相応しい。シコ・ブアルキ、ルイス・カルロス・ダ・ヴィラ、イヴォンニ・ララ他、リオの本質を見事に継承。「心の局面」と題された作品には芳醇なリオの香り、流れる空気感、味わい、のど越し、喜怒哀楽…さまざまな機微を見事に抽出。同曲歌詞にもまさにその心意気が反映されている。ハイセンスな軽やかさと味わい深さを同時に実現。彼が出演する名クラブの名にして、これぞ「カリオカの魂」だ。
文:KTa☆brasil 月刊LATINA 8月号より
ANA COSTA “NOVOS ALVOS”
待望の2ndは豊かな躍動感と瑞々しさに溢れる大・充実作!彼女はリオのラパ地区から巻き起こる、地に足着いた新世代ムーヴメントの旗手。リオの芳醇な伝統をしっかりと継承⇒新時代のセンスで更新。前作で証明した軽やかで柔らかな感性と歌声。その枝や花を力強く支えるのはリオ育ちの幹と根。今回はマリーザ・モンチ他を手がける売れっ子プロデューサー、アレ・シケイラの手腕と、アナの世界観・リオ勢の生態系がドッキング。一気に可能性が広がった。幅広いゲストとの豪華競演、幅広い音楽性が光り、アルバムとしての起承転結も秀逸。幕開けはカルリーニョス・ブラウンを迎えたアフロ・サンバ、パウラ・リマに提供した自作M2、偉大なるマルチーニョ・ダ・ヴィラとのM3、M11。セルソフォン・セカ作のM5、モスカとのM6、レイラ・ピニェイロとのM7、続くメロウなM8は極上、そして原点・至福のエンディングへ!
文:KTa☆brasil 月刊LATINA 7月号より
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