ブラジルから帰国して早2週間。ものすごい喪失感、断絶感を感じつらい日々が続きましたが、この数日は随分と日本に順応してきた気がします。となると逆に、意識的にも無意識的にも向こうが遠のいていっているんだな・・だなんて切なさもまた発生して・・
さて、上記の写真は今回お世話になったご家族。僕が有料で滞在していたTijuca地区の18階建て大型アパートの9階に住んでいるとあるご家族。留守中の知人から僕が部屋に入る際にその鍵を預かって下さっていただけだったのですが・・・
僕が泊まらせていただいた知人の知人なのですが、いつも僕の事を案じ、何度も部屋に招いてくださっては美味しい家庭の食事を食べさせてくださり、危険な地域に通う僕のためにいつもバスや交通手段について調べてくださったり、近所の市場の情報を教えて下さったり、傘を貸して下さったり・・・またリオ北部ならではのあり得ない事へのストレスや疲弊に対し、精神的にもケアしつづけて下さいました。
初対面でしたし、僕なんかに親切にしたって何にも良い事なんてないのに・・・本当に家族同然で手厚くしていただきました。
気候、疲労、治安、不安、サンバチームでのストレス・・・精神的にも食事的にも1人で辛い時がありましたが、最後の最後のところで支えて下さっていたのは彼らでした。僕は無宗教者のはずですが、リオに行くといつも神様の存在を感じずにはいられません。。
そして彼らは神様によって遣わされた聖人かのように感じてしまったり。。
このご一家は本当にまじめで、キチっとされていて、道徳観と正義感が強いのだなと感じました。
アパートの門番守衛の皆様にもとても仲良くしていただき、色んな話をきいていただいたり、いつもよくしていただきました。
上のご家族のお母様には日本のお土産をさしあげましたが、次にリオに行く時はまた必ず、彼らにお土産をもってご挨拶に行かねばならないと思っています。
日本とかけ離れた情勢と常識と気候であるリオで、僕は本当に多くの人たちに支えられています。無償の友情。ブラジル人は本当にあったかいです。
感謝の気持ちで一杯です。