一枚のCDが届いた。
今年の浅草サンバーカーニバルに出場するサンバチームのパレードテーマ曲集CDだ。今年は30周年に向けて浅草サンバに関わったミュージシャンとして寄せ書きメッセージをCDブックレットに送らせていただく事になった。(*年功序列制で場末ですが。笑)
細部まですごく良く出来てるな〜と思ったら、学生時代にこのCDシリーズ最初の立ち上げプロジェクトを一緒にやった先輩・同級生諸兄たちがガッツリ入魂のプロジェクトとして仕上げられていたものだった。特に同世代諸兄たちの仕事ぶりには感心。みんなスキルアップ、編集やアートワークのプロとなって受賞したり、企業のプロジェクトをてがけたり、この10年で出世したな〜!隅々まで良く出来たジャケットを見て感動。
幼少からサッカー、F1、なによりもBRASILの「SAMBAな群衆的情熱」に憧れた。高校時代にクラブミュージックのMIXから聴こえたSAMBA。その本物を辿って横浜のHMVで見つけたSAMBA DE ENREDOのCDに衝撃を受けた。予定より一年遅れて19歳の時、1人あてもなく勢いだけでBRASILに渡りRIOのCarnavalで暴れて現地テレビに出た日を昨日の事の様に覚えている。
帰国後、あの衝撃が忘れられず、浅草サンバカーニバルを大学時代の親友と観に行った。浅草駅でリオで見た様なアフリカ系ブラジル人に出会った。Francis Silva氏だ。ブラジルなノリで話していたら、いきなりチームの1ブロックを任されてパレードに参加することになってめちゃもりあがった。そして今度は日本のテレビに出た。笑
以来、ブラジルに通い続けたり、クラブや音楽シーンで活動しているけれど、大学時代はずっと浅草サンバカーニバルでお世話になった。経堂のCruzeiro do Sul、十条・三ノ輪LIBERDADE、大学生アマチュア連合Uniao dos Amadores、浅草のBarbaros、そして横浜桜木町Saude!
学生時代から1チームの練習や浅草でのパレードで飽き足りず、勢い余って色々なチームでマイクを持たせてもらったり、太鼓を叩いたり、バンドを作ったり、楽しく過ごさせていただいた。本当に楽しい出会い、思い出が沢山。手作りで自分たちでここまで作り上げて来たパレードをする日本のサンバも凄い。30年も浅草で続く日本のSAMBA CARNAVAL! これは愛でたい以外に何がある?!